みなさま、こんにちは! 広報の神津です。
先日、2025年度新卒の課題図書研修発表会を社内にて開催しました。
様々な企業で新卒研修として取り入れられている「課題図書」ですが、
DearOneの課題図書研修は、新卒メンバーが自身で読む本を決め、資料の準備から発表までを行います。
課題図書を研修として行う目的はこちらの2つ。
1. 自分の伝えたいことを論理的に伝える能力を養う
2. 書籍の内容をアウトプットすることで、実践的に使える自分の知識に昇華させる
3名とも、資料がとても分かりやすく整理されてまとまっており、
緊張が垣間見えるものの、凛とした態度で落ち着いて発表を行っていました。
今回は、3名がそれぞれ選定した本と、発表内容を一部ご紹介します!
プロフィール
服部 渓介
グロースマーケティング部 コンサルティンググループ グロースユニット
まずは1人目、服部さんの発表。
選定した課題図書は、
「仕事を上手に圧縮する方法 仕事時間を1/5にして圧倒的な成果を上げたITコンサル流仕事の基本」
著者名:江村 出

出典:日経BOOK PLUS
服部さんは、マルチタスクや業務量に苦戦し、仕事が捌ききれていないことを自身の課題として捉え、
様々な角度から”仕事を圧縮するTIPS”が語られた本書を読むことで「仕組みづくり」を行い、
失敗も踏まえて、自身のタスク管理における分類と設計の具体的なアクションを起こしながら状況を改善できた、とまとめていました。

(発表資料から抜粋)
プロフィール
河崎 友佳
グロースマーケティング部 コンサルティンググループ グロースユニット
2人目、河崎さんの発表。
選定した課題図書は、
『入社1年目の教科書 』
著者名:岩瀬 大輔

出典:ダイヤモンド社
河崎さんは、入社式で自身の抱負として語った「信頼」をテーマに、
指摘やアドバイスを多くもらう現状から、状況把握・優先度判断・伝え方などの抜け漏れをカバーすべく、基本を広く学べるよう本書を選定。
報連相の型やチェックリストの作成、最後の5分確認を実践し、安定した基本の再現から、信頼を積み重ねていきたい、としていました。

(発表資料から抜粋)
プロフィール
増保 優
グロースマーケティング部 コンサルティンググループ アナリティクスユニット
3人目、増保さんの発表。
選定した課題図書は、
『具体と抽象:世界が変わって見える知性のしくみ』
著者名:細谷 功

出典:dZERO
増保さんは、いつも上司から「具体と抽象」「話の粒度」についての指摘を受けていることから、具体と抽象の使い分け、相手との会話の粒度の合致を目標に本書を選定。
具体と抽象は相反しているのではなく階層的に存在していることや、視座の違いであることを理解し、思考の整理ができていないことが根本の原因と認識。
上司とともに構造的思考のトレーニングを継続することで、相手の粒度に合わせ、クライアントとゴールを共有した状態で仕事に取り組みたい、とまとめていました。

(発表資料から抜粋)
新卒メンバーが所属するそれぞれの部署の上長や、参加者からも、3人それぞれにコメントが送られました。
服部さん
- ● インプットするだけでなく「仕組み化」に着目したところは素晴らしい
- ● いろんな角度からアクションに移してもらえたら良い
- ● 実践をゴールに置いていたのが良かった
- ● 資料のトンマナ、余白の取り方、どこに目線がいくか、わかりやすくて素晴らしかった
- ● 仕事を「タスク」と捉えすぎると、タスクを捌くことがメインになってしまうので、一緒に働く人に楽しいと思ってもらえるように仕事をしよう
河崎さん
● 自分なりに本の内容を落とし込んで具体の行動に移せているのが良かった
● スライドに収まらない内容について別資料にまとめたり、質問についてすぐに熱意をもって回答できたところが素晴らしい
● 冒頭で、業務からの知見もしっかり活かせていたし、研修内容も入っていて良かった
● ストーリーの構成、話の展開、話の取捨選択がされていて、どうやったら伝わるかが考えられていて良い
● 細かいことだが、投影時にタブバーを消すだけでもっとプレゼンとして良くなる
増保さん
● 仕事をする上でとても重要な思考の構造化を学ばれていて良かった
● ステップを刻んで行動に落とし込めているところが良い
● 導入のイントロが面白くて、掴みから空気作りが上手
● 資料構成・内容が、自分の言葉で話すところは話す、書くところは書いてある、とプレゼン用になっていて素晴らしい
● どのレイヤーなのかを意識して相手と会話すると良い、具体に落とし込む方は得意だと思うし抽象に上がっていく方が難しいので、ぜひまた経過を教えてほしい
これらのコメントは、プレゼンや資料作りの際に意識しよう!と私もとても参考になりました。
最後に、執行役員の石黒から、
3人とも話し方に自信を持っていて、とても良かった
全体のストーリー、魅せ方、統一感、資料も格段に良くなっていた
自分も今回紹介された3冊を読んでみて、
そうだよなってことが書かれているが、忘れていたこともあるし
きちんと整理されて書かれているので、改めて勉強になった
もちろん自分が経験してみないと腹落ちしないこともあるけど
実践する、を続けて自分のものにしていってほしい
参加者からの質問の内容やコメントも良かった
準備から発表までお疲れ様でした!
と総括してメッセージが贈られました。

気になった方は、ぜひ今回ご紹介した3冊、お手に取ってみてくださいね。
25年度新卒メンバーの研修は、この後も続きます。
来年4月の「成果発表会」に向けて、日々の業務と共に、頑張れ!25新卒メンバー!!
DearOneでは今年も新卒メンバーの募集を予定しています。
情報解禁まで今しばらくお待ちください。
新卒採用ページはこちら→https://www.dearone.io/recruit/newgraduates/
※今回ご紹介した書籍につきましては、各出版社に著作権使用許可をいただき掲載しています